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【第7話/後篇】ツートップ

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あやめ)「あ、うちらコンビニ寄ってから行くんだけど、すいはどうする?」

すい)「すいは特に用事ないから先に行くね!」

あやめ)「そっか。じゃ、へばな。」

すい)「うん、せばね~。」

へロン)「じゃあね、Sui,See you♪」

すい)「はい!し~ゆ~です♪」

すいは二人と別れ一人で学校へと再び歩き出した。

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それをじーっと見つめながら後を追っていた娘がいた。

「すいちゃん・・・。」

「え?」

振り向くと誰もいなかった。

「ここですーぅ!」

見下ろすと立っていたのはクラスメイトの鮎郷(あゆさと)ゆりねだった。

すい)「あ!ゆりちゃーん!グッモーニン♪」

ゆりね)「え、英語・・・!・・・おはよう、すいちゃん。」

この二人は同じクラスで最近席替えがあり隣同士になってからはぐっと仲良くなった。

ゆりね)「ねぇ、ねぇ。」

ゆりねはすいの制服をクイクイと引っ張った。

すい)「んー?」

ゆりね)「さっき、あやめ先輩とへロン先輩と仲良く歩いてたけど・・・ど、どうゆう関係なの?」

すい)「あやめちゃんはすいの従姉妹なんだよ。で、へロンさんは今日初めてお話したの。あやめちゃんと仲良しなんだって~。フレ~ンド♪」

ゆりね)「ええええ!!」

すい)「ど、どうしたのゆりちゃん!?」

ゆりね)「だって、だって、だって~!あの二人は鳥海山高校の美人ツートップと言われているんですよぉ~!すいちゃんがあやめ先輩と従姉妹でしかもへロン先輩とも親しくお話してるなんてすごいですぅ~!」

すい)「へ~!あやめちゃんってすごいんだなぁ~。へロンさんはオーラからしてすごかったけど♪・・・今度紹介するね!」

ゆりね)「わ、わたしは・・・緊張して喋れないよぅ~」

すい)「大丈夫!あやめちゃんは優しいし、へロンさんはとっても話しやすい人だったよ~。」

ゆりね)「う、うん。鳥海山高校の美人ツートップ・・・はぁぁぁん。ドキドキしますぅ~。」

すい)「ゆりちゃん可愛い~♪  はぁぁぁぁん♪ 」

この二人、クラスでは天然ツートップと密かに呼ばれているのだった。

 

【第7話】終わり

鮎郷ゆりね(あゆさと ・ゆりね)
■高校1年生/16歳
■身長:147cm
■通学:由利本荘市由利地区(旧由利町)から由利高原鉄道で羽後本荘駅へ
■黄桜すいのクラスメイト
■部活:テニス部
■好きな食べ物:カナカブ漬・ゆり根うどん
■好きな花:百合・コスモス

 

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