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【第1話/前篇】黄桜すい、東京から秋田へ。

2016/06/17   -chapter1

「黄桜すい、東京から秋田へ。」   今日が東京最後の日。すいは生まれ育った東京と、中学生活を仲良く過ごした友達に別れを告げ、東京駅始発の秋田新幹線こまちに乗った。パパとママの生まれ育った故郷 ...

【第1話/後篇】おじいちゃんとの再会。

2016/06/17   -chapter1

ダガダガダガダガ・・・・・ 遠くで聞こえていた重く力強いトラクターのエンジン音が近づいてきて、家の近くでガガンっと止まった。 「わー!おじいちゃんだ!」 すいはたまらず外へ飛び出た。 「おじいちゃーん ...

【第2話/前篇】ママとお出かけ

2016/06/22   -chapter1

秋田へ引っ越してきて1週間ほどが経った。 まだまだ寒いが4月の日差しも少し感じられるようになってきた。 パパの通勤用、ママの買い物用にと、中古のワゴン車と軽自動車を2台買った。ここの生活には車が欠かせ ...

【第2話/後篇】4月の雪

2016/06/22   -chapter1

海からの帰り道、ボツボツと、やがてダダダダーっという雪交じりの雨が降ってきた。 「すい、眠かったら寝てもいいのよ。」とハンドルを握りながらママが気遣ってくれたが、 今までペーパードライバーだったママの ...

【第3話/前篇】すいの朝

2016/06/24   -chapter1

入学式を終え、新入生らしい特有の廊下での賑やかさも落ち着き、すいの由利本荘市立鳥海高校での学生生活はスタートしていた。 人懐っこい性格のすいはすぐに友達もでき、近所にも同じ学年のこがいることも分かった ...

【第3話/後篇】大きなイチョウの木

2016/06/24   -chapter1

朝ごはんを食べ終え、土曜日も出勤のパパを見送ったあと、ミルクティを飲みながらまったりとしていた。 ママから一緒に食料品を買いにスーパーへ行かないかと誘われたが、何やらおじいちゃんもどこかへ出掛けようと ...

【第4話/前篇】すいの誕生日とパパ

2016/06/26   -chapter1

5月。 ようやく桜が咲き誇り、黄緑色の葉や新芽が町を少しずつ鮮やかにしていく。 すいは、16歳になった。 すいは5月5日のこどもの日に生まれた。 だからと言って男の子っぽく育ったわけではないのだが、小 ...

【第4話/後篇】農業への好奇心

2016/06/26   -chapter1

すいたちが一泊旅行に出掛けた日も、その翌日も、おじいちゃんは一人で田植えの準備のためトラクターで田んぼを耕していた。 田んぼの一区画を仕上げ一息つこうとトラクターを道端に乗り上げた。エンジンを止め、降 ...

【第5話/前篇】黄桜とおばあちゃん

2016/06/29   -chapter1

おじいちゃんが腰を痛めてから数日が経ち、 パパは二日ほど会社を休み田植えの前の大事な準備を仕上げ、またいつもと変わらず会社に復帰していった。 おじいちゃんは、すいが毎日湿布を貼り替えてくれたお陰で良く ...

【第5話/中篇】水神様との出会い

2016/06/29   -chapter1

すいはすっかり疲れてしまい、ベッドに寝そべりながらぼーっとしていると、いつの間にか眠ってしまった。 小さい頃の記憶だろうか。おばあちゃんと一緒に畑で草むしりをしている夢を見た。   「おばあ ...

【第5話/後篇】夢じゃなかった?

2016/06/29   -chapter1

ふと気付くと、高い木のてっぺんに浮いていた。 強くイメージした、行きたかった場所、それは、前におじいちゃんと来た大イチョウだった。 あの時の不思議な心地よさに魅かれ、また行きたいと思っていた場所だ。 ...

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