すいがごく稀に魘される悪夢。
初めて見たのは真冬の吹雪の夜だった。夢のようで夢ではない体験をする。
それは未来からなのか別次元の異世界からなのか、神々が邪神に支配され闇に飲み込まれてしまった邪悪な世界があった。
ーミライヲカエテー
色褪せた世界にいた色褪せた己の姿から聞こえた微かな声。
それは、邪神に魂を支配されてもなお無意識に希望を持ち続けるすいから発せられた警告のメッセージ。
Evilすい(イヴィル(邪悪な)すい)
■異世界では水神とすいが邪神に支配されているようだ…
■邪神が支配する異世界は未来か、なぜ世界を支配しているのか、戦争、飢饉、災害、隕石…それとも人々の中に宿る邪気が作り出したものなのか、未来に起こり得る可能性の一つである
■同じく、神々を共に人々を守ってきたあやめ、カンナたちも存在する
■かつて人が手を加えその後何十年も変わらず、この先もただ朽ちていくだけの場所があるとすればそこは既に異世界の一部になっている可能性がある
■異世界のEvilすいが見ている映像は岩舘の大銀杏に現在から未来へ存在し続けるすいの祖母、黄桜イチを媒介しナイトメアとなり現在のすいに断片的に届けられている
■ナイトメアを止めEvilすいを救い未来を変えるには現在の暮らしの中で何かしらのアクションを起こす必要がある
■東由利大台にあるオンコの木に何か秘密が隠されている
Nightmare-End Of Message-
異世界からの警告
オンコの魅力
イチイの木のことを北海道や東北北部では、アイヌ語の「オンコ」という呼び名で親しまれている。
花言葉は「高尚」であるが「悲哀」「悲しみ」「慰め」という他の花言葉も存在する。
オンコの木は死と再生の象徴とされ多くの神話の中で語られ、
神社や仏閣でも周囲を清浄してくれる力があると言われご神木として祀られているところがある。