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【第10話/後篇】神々の宴

2017/02/01   -chapter2

「うわ、やべーなぁ・・・。雨降ってきちゃった。それじゃ、そろそろ帰るね。」 カンナは帰り支度をしようと立ちあがった。 「え!?こんな雨の中!?」 すいとあやめは声を揃えて心配した。 「へーきへーき!今 ...

【第10話/中篇】虎の子伝説

2017/01/25   -chapter2

ゆりねと駅で別れ、あやめの家に着くと旅館の正門にバイクが停まっていた。 「わぁ~バイク!・・・そう言えば、あの女性ライダーさんカッコ良かったなぁ。すいもいつか!いや、すいはおっちょこちょいだから危ない ...

【第10話/前篇】カンナさん

2017/01/18   -chapter2

6月も後半。 天気予報ではいよいよ秋田も梅雨入りしたとのことだったが、由利本荘市ではカラッと晴れた日が続いていた。 明日はいよいよ文化祭の日となった。すいはクラスの催し物の下準備をするため、朝早く学校 ...

【第9話/後篇】舞

2017/01/07   -chapter2

「あんた、何してんのよ?」 あのリン子に対して強い口調で声を掛けてきたのはリン子のクラスメイトの霜下舞(しもしたまい)だった。 リン子) 「え?何・・・って?」 舞) 「あんた、下級生いじめてたんじゃ ...

【第9話/前篇】ブタ

2017/01/03   -chapter2

すいは、漁港まつりで出会った1学年上の元気で圧倒される迫力のあるリン子に刺激を受けた。 そして、月曜日。また学校が始まる。いつものように羽後本荘駅でバスを降りた。 「うおぉぉぉい!すいー!すいー!すー ...

【第8話/後篇】漁師と猟師

2016/12/30   -chapter2

西目漁港に着くと駐車場にはたくさんの車が停まっていて既にまつりの賑わいを感じられた。 「わ~!おまつりだ~!」     たくさんの大漁旗が掲げられ風で大きく揺らめいていた。 やがて ...

【第8話/前篇】漁港まつり

2016/12/28   -chapter2

晴れた土曜日の朝。 早めの朝ごはんを食べてから、家族みんなでさつま芋やしし唐などの苗を植えや草むしりなどの畑仕事をした。 6月にしては日差しが強く空は青く澄んでいた。9時を過ぎたくらいでも畑仕事をして ...

【第7話/後篇】ツートップ

2016/12/25   -chapter2

あやめ)「あ、うちらコンビニ寄ってから行くんだけど、すいはどうする?」 すい)「すいは特に用事ないから先に行くね!」 あやめ)「そっか。じゃ、へばな。」 すい)「うん、せばね~。」 へロン)「じゃあね ...

【第7話/前篇】Good morning♪

2016/12/21   -chapter2

すいの朝は早い。 早朝、おじいちゃんが外に行く準備をゴソゴソとしている音で目が覚め飛び起きて急いで農作業着に着替えおじいちゃんと一緒に牛の世話をしに行く。 最近では、牛の餌やりを任せられて、おじいちゃ ...

【第6話/後篇】帰り道

2016/12/16   -chapter2

さつきが去ったあと、すいも帰ろうと教室を出た。 すいは部活に入っていない。クラスメイトが勧誘したり、あやめも茶道部に誘ったりしてくれるのだが、すいは部活には入らず学校が終わると真っ直ぐ家に帰っている。 ...

【第6話/前篇】鳥海高校

2016/12/14   -chapter2

6月。あの不思議な体験から1週間ほどが経った。 あの日以来、不思議な事は起こらず、水神様の声も聞こえなければおばあちゃんに再び出会う事もなかったが、相変わらず遺影のおばあちゃんは優しく微笑んでいた。 ...

【第5話/後篇】夢じゃなかった?

2016/06/29   -chapter1

ふと気付くと、高い木のてっぺんに浮いていた。 強くイメージした、行きたかった場所、それは、前におじいちゃんと来た大イチョウだった。 あの時の不思議な心地よさに魅かれ、また行きたいと思っていた場所だ。 ...

【第5話/中篇】水神様との出会い

2016/06/29   -chapter1

すいはすっかり疲れてしまい、ベッドに寝そべりながらぼーっとしていると、いつの間にか眠ってしまった。 小さい頃の記憶だろうか。おばあちゃんと一緒に畑で草むしりをしている夢を見た。   「おばあ ...

【第5話/前篇】黄桜とおばあちゃん

2016/06/29   -chapter1

おじいちゃんが腰を痛めてから数日が経ち、 パパは二日ほど会社を休み田植えの前の大事な準備を仕上げ、またいつもと変わらず会社に復帰していった。 おじいちゃんは、すいが毎日湿布を貼り替えてくれたお陰で良く ...

【第4話/後篇】農業への好奇心

2016/06/26   -chapter1

すいたちが一泊旅行に出掛けた日も、その翌日も、おじいちゃんは一人で田植えの準備のためトラクターで田んぼを耕していた。 田んぼの一区画を仕上げ一息つこうとトラクターを道端に乗り上げた。エンジンを止め、降 ...

【第4話/前篇】すいの誕生日とパパ

2016/06/26   -chapter1

5月。 ようやく桜が咲き誇り、黄緑色の葉や新芽が町を少しずつ鮮やかにしていく。 すいは、16歳になった。 すいは5月5日のこどもの日に生まれた。 だからと言って男の子っぽく育ったわけではないのだが、小 ...

【第3話/後篇】大きなイチョウの木

2016/06/24   -chapter1

朝ごはんを食べ終え、土曜日も出勤のパパを見送ったあと、ミルクティを飲みながらまったりとしていた。 ママから一緒に食料品を買いにスーパーへ行かないかと誘われたが、何やらおじいちゃんもどこかへ出掛けようと ...

【第3話/前篇】すいの朝

2016/06/24   -chapter1

入学式を終え、新入生らしい特有の廊下での賑やかさも落ち着き、すいの由利本荘市立鳥海高校での学生生活はスタートしていた。 人懐っこい性格のすいはすぐに友達もでき、近所にも同じ学年のこがいることも分かった ...

【第2話/後篇】4月の雪

2016/06/22   -chapter1

海からの帰り道、ボツボツと、やがてダダダダーっという雪交じりの雨が降ってきた。 「すい、眠かったら寝てもいいのよ。」とハンドルを握りながらママが気遣ってくれたが、 今までペーパードライバーだったママの ...

【第2話/前篇】ママとお出かけ

2016/06/22   -chapter1

秋田へ引っ越してきて1週間ほどが経った。 まだまだ寒いが4月の日差しも少し感じられるようになってきた。 パパの通勤用、ママの買い物用にと、中古のワゴン車と軽自動車を2台買った。ここの生活には車が欠かせ ...

【第1話/後篇】おじいちゃんとの再会。

2016/06/17   -chapter1

ダガダガダガダガ・・・・・ 遠くで聞こえていた重く力強いトラクターのエンジン音が近づいてきて、家の近くでガガンっと止まった。 「わー!おじいちゃんだ!」 すいはたまらず外へ飛び出た。 「おじいちゃーん ...

【第1話/前篇】黄桜すい、東京から秋田へ。

2016/06/17   -chapter1

「黄桜すい、東京から秋田へ。」   今日が東京最後の日。すいは生まれ育った東京と、中学生活を仲良く過ごした友達に別れを告げ、東京駅始発の秋田新幹線こまちに乗った。パパとママの生まれ育った故郷 ...

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